母の日,カーネーション
「母の日」とカーネーション白いカーネーションはイエスとマリアを
赤いカーネーションは復活したキリストを意味します。
母の日とカーネーションの関係についてはほかの記事(母の日)で、提唱者のアンナ・ジャービスの母が好んだ花と書きましたが、実はそれだけではないのです。
キリスト教とカーネーション
イエス・キリストが十字架にかけられた日、それを見送る母マリアが流した涙の跡に、一輪のカーネーションが咲いたと云われています。
この故事から、キリスト教徒にとってカーネーションは「母と子」の関係を象徴する重要な意味を持つ花となりました。
ちなみに白いカーネーションは、十字架にかけられる前のイエスとマリアを、赤いカーネーションは復活したキリストをそれぞれ象徴するといわれています。
敬虔なキリスト者であったジャービス母子がこの故事を知らないはずは無く、母の日の花としてカーネーションを選んだのは、単なる思いつきではなかったのです。
神聖な花
さらにいえば、カーネーションはキリスト教以前から既に神聖な花とされていたようです。
カーネーションの原産地は地中海沿岸域だと考えられています。
そのため、地中海沿岸のギリシャでは古くからカーネーションは様々な行事で使わていました。
ゼウスの祭りには、この花で作った冠をかぶる習わしがあったともいいます。
また、ギリシャの文明を継いだ古代ローマではカーネーションを「ジュピターの花」と呼んでいました。
現在の花の名前、carnationは王冠を意味するcorona(コロナ)に由来するといわれています。
その花形が王冠の形に似ているからです。
またこの花で冠を作ることもあり、これもまたコロナと呼ばれたそうです。
花自身はcoronation(コロネーション:戴冠式の意味)と呼ばれ、これがなまってcarnation(カーネーション)となったろいわれています。
さて、日本における「母の日」
日本において母の日は、キリスト教教会を中心として徐々に広がったと云いますが、定着したのは戦後の昭和24年頃です。
元々カーネーションは、母の恩を忘れないように自分の胸に飾るものでした。
しかし、いつの頃からか「母に贈る花」になりました。
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